私はムスリムです

私は日本人改宗ムスリムです。イスラームについて学んだことをシェアしているブログです。

―― ズルヒッジャ月の最初の十日間を大切に

大塚マスジド 金曜日礼拝ホトバ 要約 (2017年8月25日)

―― ズルヒッジャ月の最初の十日間を大切に ――

 

あらゆる賞賛は、賞賛を受けるに相応しい御方であられるアッラーのもの。アッラーでなくして、人々が崇拝するものは存在せず、アッラーには共同者はないことを証言する。また、ムハムマドは、アッラーのしもべであり、使徒であることを証言する。

 

信者たちよ。アッラーは、クルアーン・雌牛章において述べておられる。

「・・・旅の準備をしなさい。だが、最も優れた準備とは、篤い信仰の心である。お前たち、思慮ある者よ、われを畏れなさい。」(2章 197節)

ハッジの条件が整った者は、旅の準備をしなさいとアッラーは言っておられる。そして、ハッジに旅立つ者も、旅立たない者も、思慮ある者は、篤い信仰心をもって、いつでも準備をしていなさいということである。

 

信者たちよ。我々信仰する者たちは、神聖な日を迎えた。それは、ズルヒッジャ月の最初の十日間であり、昼に限らず夜に限らずその十日間は神聖である。至高のアッラーは、その十日間がいかに大事であるかを示す為に、その十日間によって誓いを立てておられる。アッラーは、クルアーン・暁章において述べておられる。

「暁において、」「10夜において、」「偶数と奇数において、」「去り行く夜において(誓う)。」「本当にこの中には、分別ある者への誓いがあるではないか。」(89章 1--5節)

この十日間は、聖月の中にあり、また、神聖な日であるアラファートの日がその十日間の中に含まれている。それ故、アッラーは、その十日間によって誓いを立てられたのてある。その十日間に行うのが良いと推奨される最良の信仰行為とは、礼拝、断食斎戒、ハッジ、貧しい者への施し、犠牲を捧げること、アッラーを讃える言葉を唱えることである。アッラーは、クルアーン・巡礼章において述べておられる。

「それは自らの(現世と来世の)御利益に参加し、また定められた日の間、・・・」(22章 28節)

この十日間には、良い信仰行為に対して、アッラーは、報酬を倍加して下される。預言者ムハムマドSAWは、「ズルヒッジャ月の最初の十日間に行う善行よりも優る善行というものはない。」と述べておられる。ハッジは、まさに、この十日間の中のアラファートの日を挟んで行うものであるが、ハッジを行う信者たちをアッラーの館(カアバ)で信仰行為を続けたいと願わせるほどのものがある。ところで、全ての信者たちがハッジを行うことが出来る訳ではなく、アッラーは、ハッジに行かない信者たちの為に、その十日間を信仰行為を大いに行うべき時期として位置付けられた。ハッジに行かない信者たちは、その十日間に善行を積むがよいということである。

 

信者たちよ。ズルヒッジャ月の最初の十日間は、アッラーの御赦しを得、ハッジに行くのと同等の報酬を得る絶好の機会である。ハッジを行う最終目標は、ハッジを行い戻ることであらゆる悪事を赦されているということである。預言者さまSAWは、述べておられる。「アッラーの御悦びを願って巡礼(ハッジ)を行い、その間に大きな過ちを犯してなければ、それまでに犯した悪事を赦される。」 そうした素晴らしい報酬を得る機会は、ハッジを行わない信者にもある。その機会は、その十日間の中にあるのである。時間通りに心を込めて礼拝に励む信者は、アッラーの御意志によって、ハッジを行ったと同じだけの報酬を得る。アッラーにとって最も悦ばしい行いとは、御側に寄り添おうとすることであり、アッラーは、信者たちにそう命じておられるではないか。また、その十日間の間、信仰行為に励み努めることである。預言者さまSAWは、述べておられる。「(ズルヒッジャ月の最初の十日間の間に、)家で礼拝の為の浄めを行い、定めの礼拝を集団で行う為に出かける信者については、その報酬は、イフラームの状態になりハッジに出掛ける信者のものと同等である。」 ファジュルの礼拝を前に、2ラカアの礼拝を行う事は、あらゆるものに優る。預言者さまSAWは、述べておられる。「黎明の前の2ラカアの任意の礼拝は、何ものにも優る。」 黎明の前の2ラカアの任意の礼拝を終えてから、集団の礼拝の為にマスジドへ出掛けるのは、とても良い行為である。また、イマームが述べる祈願に合わせて、アーミーン(御受入れ下さい)と唱えるのは、良い作法である。

 

信者たちよ。更には、各礼拝の後に、33回アッラーを称揚し、33回アッラーを称讃し、33回アッラーが偉大であられることを唱え、それらの合計99回に加えて、「アッラーでなくして、人々が崇拝するものは存在せず、アッラーには共同者はないことを証言する。あらゆる主権は、アッラーのもの。あらゆる称讃は、アッラーのもの。アッラーは、全能の神であられる。」を唱えることで、合計100回、真実を唱えなさい。そうすれば、海に浮かぶ泡程に沢山の悪事であっても赦されるだろう。また、多くの報酬を期待できる信仰行為には、有意義な知識を得ようとして、マスジドでの学習に参加するというものがある。預言者さまSAWは、述べておられる。「マスジドへ、教えたり、学んだりする為に出かける信者は、ハッジを成し遂げた巡礼者が得ると同等の報酬を得るだろう。」 誠に、そうした良い行いについては、ズルヒッジャ月の最初の十日間にアッラーの御悦びを願い行うならば、報酬が倍加される。

 

信者たちよ。ズルヒッジャ月の最初の十日間にアッラーに御近づきになるその他の行いと言えば、アッラーの思し召し、即ち、与えて下されることに感謝することである。至高のアッラーへの感謝の表明は、悪事を消し去るもう一つの行いである。預言者さまSAWは、「何かを口にして、『自分には何も無いのに、この食べ物を与えて下されるアッラーを賛美します。』と唱える者、衣類を纏いながら、『自分には何も無いのに、この着物を与えて下されるアッラーを賛美します。』と唱える者は、過去と未来の過ちを赦される。」と述べておられる。

 

信者たちよ。最も大事なこととは、至高のアッラーの教えを受け入れ、御命令に従うことである。そして、預言者さまSAWは、ズルヒッジャ月の最初の十日間には夜も昼も、アッラーの御満足を得る為の良い行いに励みなさいと教えておられる。アッラーは、ズルヒッジャ月の最初の十日間に誓って、その十日間が素晴らしい日々であると言っておられる。それ故、我々信者は、そのことを重く受け止めて、出来る限りの善行を積まねばならない。例えば、アッラーを思い、クルアーンの読誦に努め、更に、三つの称讃と祈願の言葉、即ち、タハリール、タクビール、タフミドを唱えることである。預言者さまSAWは、「ズルヒッジャ月の最初の十日間以上に大事な日は、アッラーにとってはないものであり、また、その日に行われる善行以上にアッラーにとって好ましいものもない。それ故、タハリール(ラーイラーハイッラッラー・アッラーの他に神は存在しない。)、タクビール (アッラーフアクバル・アッラーは偉大なり)、タフミド(アルハンドゥリッラー・アッラーを讃える)を沢山唱え祈願しなさい。」と述べておられる。また、預言者さまSAWに御加護があるように祈願し、喜捨に努め、近親の絆を大切にし、人々を助けることに努めなさい。ズルヒッジャ月の最初の十日間には、人との良い係わりが特に求められているのである。アッラーは、クルアーン地震章において述べておられる。

「一微塵の重さでも、悪を行った者は、それを見る。」(99章 7節)

 

預言者ムハムマド、教友とその一家に祝福と平安がありますように。そして、正当なカリフ、アブー・バクル師、ウマール師、ウスマーン師、アリー師と、正しい道に従う者たちに、祝福と平安がありますように。

 

アッラーよ、ズルヒッジャ月の最初の10日を有意義に過ごす者であるように御導き下さい。

アッラーよ、あなたさまを称讃し、あなたさまに感謝する者であるように御導き下さい。

アッラーよ、あなたさまを愛し、預言者さまSAW を愛する者であるように、御導き下さい。

アッラーよ、預言者ムハムマドSAW に従い、イスラームの教えを守る者にして下さい。

アッラーよ、私たちの信仰心を強くして下さい。私たちの過ちを御赦し下さい。

アッラーよ、日本中に、世界中にイスラームを広められるように御力添え下さい。

アッラーよ、イスラームムスリムたちの為に奉仕出来るように力と御加護を御与え下さい。

アッラーよ、病気の者たちを御治し下さい。仕事の無い者たちに清い仕事を御与え下さい。

アッラーよ、日々の生活に活力と喜びを、そして安心と安全を御与え下さい。 アーミィーン