私はムスリムです

私は日本人改宗ムスリムです。イスラームについて学んだことをシェアしているブログです。

シャアバーン月に行うといいこと

―― シャアバーン月に行う善行など ――

大塚モスク5月5日金曜礼拝のフトバより

 

 

あらゆる賞賛は、賞賛を受けるに相応しい御方であられるアッラーのもの。

 

アッラーでなくして、人々が崇拝するものは存在せず、アッラーには共同者はないことを証言する。また、ムハムマドは、アッラーのしもべであり、使徒であることを証言する。

 

信者たちよ。

 

誰もがアッラーに従うように教えられているということに留意しなさい。

 

そのことについて至高のアッラーは、クルアーン・婦人章において述べておられる。

 

「・・・もし、お前たちが善行を行い、主を畏れるならば、誠、アッラーは、お前たちの行いについて熟知なされる。」(4章 128節)

 

信者たちよ。

至高のアッラーが人々を創造するに際し、人々に善行を行うように命じられ、そして、行いを公正な秤に掛けて計量されると約束なされた。

 

アッラーは、クルアーン・預言者章において述べておられる。

 

「われは、審判の日の為に、公正な秤を設ける。一人として、仮に、ケシ一粒の重さであっても不当に扱われることはない。われは、それを(審判に)持ち出す。われは、清算者として万全である。」(21章 47節)

 

人は皆、現世で行った大小のあらゆることを評価頂く為にアッラーの御前に立つことを承知しなさい。それ故、人は皆、審判の日に備えて良い行いだけをするのに急ぐべきである。

 

アッラーは、人々の許から戻ってきた天使たちに、それぞれの人の行いについて御尋ねになられるが、それは、アッラーが御存知ではないから尋ねられるということではない。アッラーは、クルアーン・イムラーン家章において述べておられる。

 

「誠に、地上のものも、天上のものも、アッラーに隠す何ものもない。」(3章 5節)

むしろ、アッラーは、報告をする天使たちを前にして、各々の人の善行を高く評価しようとなされているのである。人々が忙しくしている昼間の時の礼拝、即ち、アスルの礼拝と、人々が眠っている早朝の礼拝、即ち、ファジュルの礼拝を行う者を、アッラーは、敬虔さの現われとして追加の報酬を考慮なされる。

 

至高のアッラーは、クルアーン・夜の旅章において述べておられる。

 

「・・・また、暁に、クルアーンを(読誦しなさい)。誠に、暁のクルアーンには、立会人がいる。」(17章 78節)

 

クルアーンを(読誦しなさい)。」とは、ファジュルの礼拝を行いなさいということであり、ファジュルの礼拝には、夜の担当の天使たちと、昼の担当の為にやって来た天使たちの両方が立ち会うということである。

 

信者たちよ。至高のアッラーは、五回の努めの礼拝をしっかりと行うようにムスリムたちに命じておられるが、中間の礼拝をしっかり行うようにとも命じておられ、クルアーン・雌牛章において述べておられる。 

 

「各礼拝を、特に、中間の礼拝をしっかり守りなさい。敬虔に、アッラーの御前に立ちなさい。」(2章 238節)

 

中間の礼拝、即ち、アスルの礼拝、それとファジュルの礼拝を揺るぎなく行う者は、アッラーの御悦びを得て、大きな報酬、即ち、楽園を考慮されようということである。預言者さまSAWも、そのように述べられたということである。五回の努めの礼拝を集団で行う者について、アッラーは、御悦びの余り、天使たちに自慢をなされるとさえ伝えれている。

 

信者たちよ。

 

今月は、シャアバーン月という大切な月である。

 

預言者さまSAWは、「シャアバーン月は、ラジャブ月とラマダーン月とにはさまれており、人々は、この月に注意を払わない。だが、この月の行いについて主は、留意して下さるので、自分は、任意の断食斎戒を多くするように心掛けている。」と述べられた。

 

預言者さまSAWは、シャアバーン月には、断食斎戒を熱心になされたということであり、人々がこの月に行う礼拝などの信仰行為は、何倍かに評価されるということである。従って、この月には、困難である時間帯の礼拝をしっかりと行うがよい。そして、この月に行う断食斎戒は、アッラーの最高の御満悦が得られるだろう。

 

信者たちよ。

 

シャアバーン月は、魂を浄化し、ラマダーン月の断食斎戒の準備を整える大切な月である。多くの善行を積み上げようと企て、主より何倍もの報酬が期待できる良い機会である。

アッラーは、クルアーン・蜘蛛章において述べておられる。

 

「だが、信仰して正しい行いに努める者を、われは、きっと下に川が流れている楽園の御殿に落ち着かせよう。(永遠に)そこに住まわせる。善行を行う者への報酬は、何とすばらしいものよ。」(29章 58節)

 

また、シャアバーン月は、これまでに犯した悪事を消し去る為に心からの悔悟を行う良い機会の月である。

 

アッラーは、クルアーン・ターハー章において述べておられる。

 

「だが、悔悟して信仰し、善行に勤しみ、その後導かれる者には、われは、度々、寛容を示す。」(20章 82節)

 

また、犯してしまった悪事を消し去り、位階を高める方法があるということであり、それは、善行を沢山行うということである。アッラーは、クルアーン・フード章において述べておられる。

 

「・・・誠に、善行は、悪行を消滅させる。これは、(主を)念じる者に対する訓戒である。」(11章 114節)

 

善行は、悪事を取り除いてくれるということである。そして、主に悔悟する機会を逃さないことである。楽園を心から求めて、大いに善行に励みなさい。

 

預言者ムハムマド、教友とその一家に祝福と平安がありますように。

 

そして、正当なカリフ、アブー・バクル師、ウマール師、ウスマーン師、アリー師と、正しい道に従う者たちに、祝福と平安がありますように。

 

アッラーよ、ファジュルとアスルの礼拝をしっかりとする者であるように御導き下さい。

アッラーよ、ジャアバーン月を無駄にしない者であるように御導き下さい。

 

アッラーよ、あなたさまを称讃し、あなたさまに感謝する者であるように御導き下さい。

アーミン

 

アッラーよ、あなたさまを愛し、預言者さまSAW を愛する者であるように、御導き下さい。

アーミン

 

アッラーよ、私たちの信仰心を強くして下さい。私たちの過ちを御赦し下さい。

 

アーミン

 

アッラーよ、日本中に、世界中にイスラームを広められるように御力添え下さい。

アーミン

 

アッラーよ、イスラームムスリムたちの為に奉仕出来るように力と御加護を御与え下さい。

アーミン

 

アッラーよ、日々の生活に活力と喜びを、そして安心と安全を御与え下さい。 アーミィーン